イヴ

都内某所に展示を観に行く。

友人の作品が展示されていた。はじめてその人の漫画を大判で読む。いつもA5サイズや画像データだったので、物理的な大きさはいいものだなと思う。

今までちょくちょく顔合わせはあったけれどちゃんと話したことがなかった人たちと話す機会を得る。ひとに自己紹介をするとき、「~~の~~です」というような説明や、「~~さんがいる~~の~~です」というような形になる。他者から紹介していただくときも同じようなことになる。普段あんまり所属を意識することがないのだけれど、他人が自分を認知するときに何かしらへの帰属は記憶の一要素として大きいのかもしれないと思った。単純にありがたい気持ちもあるが、一個人としてがんばって覚えてもらえるようにもなっておかねばなと思う。それか誰からも忘れられるようなかたちでもよい。

 

展示内容は他もよかった。もともと自分が好きな分野だった。大学生のころにいちばん好きだった分野だった。わたしもまた帰属に絡めて記憶をしている。「~~のころ」という表現がわたしには多いなと今気づく。